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店頭のコメが去年の同じ週より3割安くなった背景には、業者の手元の在庫が1年で88万トン増えたことがある。

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スーパーのコメが、前年の同じ週より5kgで1,304円安い(農林水産省)。全国平均は2,971円になった。今年の出来だけでは説明しきれない値下がりの背景に、前年から残ったコメの多さがある。

STRUCTUREこの記事の構造

去年の9月中旬

  • 6月末の在庫155万トン
  • 店頭価格は今より1,304円高い

今年の9月中旬

  • 6月末の在庫243万トン
  • 店頭価格は5kgで2,971円

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5kgが1,304円安くなった

農林水産省は、全国のスーパーの販売データからコメの平均価格を毎週公表している。9月7〜13日の週の平均は、前年の同じ週より30.5%低い。コメを買う人の負担がそれだけ軽くなっている。

この平均が3,000円を下回ったのは105週ぶりだった。

前年から残ったコメが増えている

値下がりの背景にあるのは、業者の手元に残るコメの量だ。今年の出来(作柄)だけでは説明しきれない。今年6月末の在庫は243万トンで、過去最大の水準だと報じられている⁠(BSN新潟放送)。

前年の同じ時点は155万トンで、1年で88万トン増えている。

去年の9月中旬
6月末の在庫155万トン店頭価格は今より1,304円高い
今年の9月中旬
6月末の在庫243万トン店頭価格は5kgで2,971円

去年は747万トンとれ、食べられたのは683万トンだった。余った分が在庫に積み上がった。今年とれる見通しは711万トンだ。農林水産省が見込む1年の需要は、多くてもこの711万トンだ。とれる量と食べる量はほぼ釣り合い、作柄だけで3割の値下がりを説明するのは難しい。

スーパーに並ぶ2種類のコシヒカリ(京都)
写真:Nils R. Barth/Wikimedia Commons(CC0)

新米を引き取る価格も下がっている

店頭価格の値下がりに先立ち、新米を引き取る価格が下がっている。新潟では、全農にいがたが8月18日に概算金を決めた。概算金は、農家がコメを出したときに先に受け取る金額だ。あとから追加で払われることもある。

一般コシヒカリ(1等)は60kgで18,500円だった。前年の当初の提示より38%少ない。店頭価格の30.5%は前年の同じ週との比較で、概算金の38%は前年の当初の提示との比較だ。比べている基準が違う。

新潟の農家からは、資材費が前年より1割ほど増えたとの声が出ている(BSN新潟放送)。概算金は、コメを作るのにかかる費用の目安を下回る産地が多いと同局は伝える。作るほど赤字になる計算だという。

来年の価格にも在庫の量が関わる

この安さがいつまで続くかを考えるには、在庫がどれだけ減るかを見る必要がある。農林水産省は、来年6月末の在庫を242万〜260万トンと見通している。今年の243万トンとほぼ同じか、それ以上だ。

今年のコメの値段を考えるときは、今年の作柄とともに、去年から残った在庫を見る必要がある。在庫の多さが新米を引き取る価格を押し下げ、店頭で売る5kgのコメの値段にも影響している。

出典

一次資料2件・報道2件

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記事番号 2026-09-22-01 誤りの指摘と訂正の記録

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