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NOISEよくある受け取り方

家族の声なら、​聞けば​本人だと分かる

SIGNAL答え

家族だけが​知る合言葉で、​本人かどうかを​確かめる。​生成AIは​声も​映像も​本人そっくりに​作れるからだ。

『VIVANT』⁠に、​乃木憂助が​ハヤトに​本人そっくりの​アバターを​使わせ、​薫と​スマートフォンで​通話する​場面がある。

画面に映っているのは、薫が知っている「乃木」だ。声も本人のもの。だから薫は、相手を乃木本人だと思う。

あの場面は、現実でも起こりうる。

STRUCTUREこの記事の構造

声・⁠顔 ≠ ​本人の証拠

確かめ方 = ​持っているもの × ​知っていること

家族の声で​電話が​かかってきても、​本人とは限らない

AIを悪用した犯罪が増えると答えた人は91.8%。一方で、家族で備えを決めた人は15.8%だった。9割が不安を感じ、8割が備えていない。セコムの調査だ。

「治安が悪くなる」と答えた人は90.2%で、過去最高だった。

心配そうに電話をする女性
写真:Ehimetalor Unuabona becomeincognito/Wikimedia Commons(CC0)

声と顔は、​もう証拠にならない

私たちは長いあいだ、声と顔を「その人である証拠」として使ってきた。電話に出れば、声だけで家族だと分かった。顔を見れば、本人だと分かった。

だが、生成AIは、その声や映像を本人そっくりに作れる。 「本人に見える」ことと「本人である」ことは別だ。そういう時代が、すでに来ている。

合言葉を​今日決める

では、どう確かめるのか。銀行は、とうにこの問題を解いている。

「持っているもの」と「知っていること」。 複数の情報を組み合わせて本人を確かめる。

家庭でも同じだ。家族だけが知っている合言葉を決めておく。ただし、犬の名前や出身校など、SNSから分かるものは避ける。そして、お金を求められたら、いったん電話を切り、別の方法で確かめる。

『VIVANT』のあの場面を、もう一度思い出してほしい。

声を聞けば本人だと分かる、という時代は、もう終わっている。

出典