約3分で読める
SIGNAL答え
店頭のコメが
スーパーの
STRUCTUREこの記事の構造
去年の9月中旬
- 6月末の
在庫155万トン - 店頭価格は
今より 1,304円高い
今年の9月中旬
- 6月末の
在庫243万トン - 店頭価格は
5kgで2,971円
5kgが1,304円安くなった
農林水産省は、全国のスーパーの販売データからコメの平均価格を毎週公表している。9月7〜13日の週の平均は、前年の同じ週より30.5%低い。コメを買う人の負担がそれだけ軽くなっている。
この平均が3,000円を下回ったのは105週ぶりだった。
前年から残ったコメが増えている
値下がりの背景にあるのは、業者の手元に残るコメの量だ。今年の出来(作柄)だけでは説明しきれない。今年6月末の在庫は243万トンで、過去最大の水準だと報じられている(BSN新潟放送)。
前年の同じ時点は155万トンで、1年で88万トン増えている。
- 去年の9月中旬
- 6月末の
在庫155万トン 店頭価格は今より 1,304円高い - 今年の9月中旬
- 6月末の
在庫243万トン 店頭価格は5kgで2,971円
去年は747万トンとれ、食べられたのは683万トンだった。余った分が在庫に積み上がった。今年とれる見通しは711万トンだ。農林水産省が見込む1年の需要は、多くてもこの711万トンだ。とれる量と食べる量はほぼ釣り合い、作柄だけで3割の値下がりを説明するのは難しい。

新米を引き取る価格も下がっている
店頭価格の値下がりに先立ち、新米を引き取る価格が下がっている。新潟では、全農にいがたが8月18日に概算金を決めた。概算金は、農家がコメを出したときに先に受け取る金額だ。あとから追加で払われることもある。
一般コシヒカリ(1等)は60kgで18,500円だった。前年の当初の提示より38%少ない。店頭価格の30.5%は前年の同じ週との比較で、概算金の38%は前年の当初の提示との比較だ。比べている基準が違う。
新潟の農家からは、資材費が前年より1割ほど増えたとの声が出ている(BSN新潟放送)。概算金は、コメを作るのにかかる費用の目安を下回る産地が多いと同局は伝える。作るほど赤字になる計算だという。
来年の価格にも在庫の量が関わる
この安さがいつまで続くかを考えるには、在庫がどれだけ減るかを見る必要がある。農林水産省は、来年6月末の在庫を242万〜260万トンと見通している。今年の243万トンとほぼ同じか、それ以上だ。
今年のコメの値段を考えるときは、今年の作柄とともに、去年から残った在庫を見る必要がある。在庫の多さが新米を引き取る価格を押し下げ、店頭で売る5kgのコメの値段にも影響している。
出典
- 農林水産省
「スーパーでの 一次資料販売数量・価格の推移」 - 農林水産省
「米穀の 一次資料需給及び価格の 安定に関する 基本指針」 (令和8年7月28日) - 新潟日報
「『過去に 報道例が ない 下落率』 一般コシヒカリ概算金 4割近く減、 背景に在庫増」 - BSN新潟放送
「『作れば 報道赤字』米価大幅下落で コメ農家窮地に」
一次資料のライブラリ 「物価と家計」の
記事番号 2026-09-22-01 誤りの指摘と訂正の記録
Google 検索で

について


