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NOISEよくある受け取り方

CICやJICCに届け出れば、免許証の悪用は防げる

SIGNAL答え

免許証の画像が漏れた人がまずできるのは本人申告だ。申告は審査する会社に注意を促すが、断るかは会社が決める。

出典訂正・更新

筆者(Instr Signal の運営者)にも10月1日、タイムズカーから本人確認書類の漏えいを知らせるメールが届いた。

カード会社などが審査で問い合わせる信用情報機関(CICやJICCなど)に届け出ておくと、自分の名前でカードやローンを申し込まれたとき、審査する会社がそれを確かめる。ただ、申し込みを断るかどうかは、その会社が決める。

STRUCTUREこの記事の構造

約160万件で免許証などの画像が漏れた

画像は、パスワードのように変えられない

なりすましの申し込みに備え、本人申告を出す

申し込みの記録は、信用情報の開示で見る

出典訂正・更新

約160万件は免許証の画像まで漏れた

タイムズカーから漏れた約660万件のうち、約160万件では本人確認書類の画像も漏れている。件数はどちらもアカウントの数だ。本人確認書類は、タイムズカーを使うために提出した運転免許証や、今の住所を確かめる書類(公共料金の請求書など)だ。タイムズモビリティと親会社のパーク24が9月29日に発表し、同じ日から対象者にメールを送っている。

筆者に10月1日に届いたタイムズカーからのメール(本文の部分)
筆者に10月1日に届いたタイムズカーからのメール(本文の部分)

メールには「お客様の免許証画像に加え、上記のその他ご提出いただいた書類の画像が漏えいしております」とあった。会社は、対象者ごとの詳細を、外部専門機関の調査結果を踏まえて「2週間程度を目処に」改めて知らせる。クレジットカード情報は漏れておらず、9月28日の発表の時点で不正利用も確認されていなかった。

倉吉駅のタイムズカーのレンタカー店(鳥取県)
写真:Tzuhsun Hsu/Wikimedia Commons(CC BY-SA 2.0)

集団訴訟を考えている人へ:登録後の費用を確かめる →

パスワードを変えても、画像は戻らない

漏れた項目にはパスワードもあるが、「復元できない形式」(元の文字に戻せない形)で保管されていた。会社は、アカウントが不正に使われるおそれはないと説明し、パスワードの変更も求めていない。

免許証の画像に写った名前や生年月日、顔は、パスワードと違って変えられない情報だ。警視庁が挙げる免許証の再交付の理由は紛失や盗難などで、画像の流出は挙がっていない。仮に作り直しても、名前や生年月日は変わらない。

国も、免許証などの画像を送る本人確認は、偽造や変造によるなりすましの危険が高いとして、銀行やカード会社などで2027年4月1日に廃止する。漏れた画像が他人の申し込みに使われるおそれは残る。本人が備えられるのは、自分の名前でカードやローンを申し込まれたときのことだ。

信用情報機関3つに本人申告を出せる

カード会社やローン会社が申し込みの審査で問い合わせる先を、信用情報機関という。名義を悪用されるおそれがあるとき、本人がそこへ届け出ておくのが本人申告だ。届け先は次の3つだ。

  • JICC(日本信用情報機構):700円(スマホのアプリ)
  • CIC:1,000円(インターネット。カード会社などに届けた電話番号が必要)
  • 全国銀行個人信用情報センター:500円(インターネット。マイナンバーカードで本人確認)

どれも郵送でも申し込める。郵送の手数料は、CICは定額小為替、JICCと全国銀行個人信用情報センターはコンビニで買う利用券で払う。登録は5年続き、途中で取り消すこともできる。

免許証が手元にあっても、画像が漏れた場合は申告できる。CICと全国銀行個人信用情報センターでは、登録される文が「盗まれました」「紛失または盗難にあいました」の決まった形で、画像が漏れた場合もその文を選ぶ。3つの機関は、加盟している会社がそれぞれ違う。JICCとCICは、3つそれぞれに登録するよう勧めている。

手数料は申告する本人が払う。ITmedia NEWSによると、パーク24は補償の有無を明言しなかった。手数料を会社が負担するかも、10月1日までの3回の発表には書かれていない。

申告を見ても、断るかは各社が決める

カード会社と、消費者金融などの貸金業者は、新しい契約の審査で信用情報を使うよう法律で決められている。本人申告は、この審査のときに会社へ伝わり、名義の悪用に注意を促す。

申告があっても、申し込みが通ることはありうる。CICは、登録しても悪用されないとは限らないと説明し、登録後に悪用されても補償しない。全国銀行個人信用情報センターも、申告は加盟している銀行などの判断を縛らないとしている。申告が届く範囲にも限りがある。このセンターの申告は、銀行で預金口座を開くときには照会されない。

申し込みが実際にあったかは、自分の信用情報を取り寄せること(開示)で確かめられる。CICには、会社が問い合わせた日や会社名などが6か月残る。CICの開示は、インターネットなら500円だ。

画像が漏れた約160万件の対象者が今できるのは、3つの信用情報機関への本人申告だ。手数料はインターネットとアプリで出せば合わせて2,200円で、今のところ本人が払う。

出典

一次資料29件・報道1件

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記事番号 2026-10-01-05 誤りの指摘と訂正の記録

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