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一次資料の最終確認 2026年10月15日

NOISE報道の見出し

給料が物価高に追いつかず、暮らしにゆとりがないWeb担当者Forum の見出し(2026年4月)

SIGNAL答え

ゆとりが減った人は今も半数超、その約9割が理由に物価。収入が増えた人は2割弱で、増え方が足りたかは分からない。

根拠を見る出典訂正・更新

日本銀行は10月13日、生活意識に関するアンケート調査(第107回)の結果を公表した。3月の調査を伝えた報道の見出し(Web担当者Forum、4月)には「生活にゆとりがない」とあり、今の暮らしの状態のことだと受け取れる。だが日銀は、1年前と比べて暮らしにゆとりが出てきたか、なくなってきたかという変化を聞いている。

今回、「ゆとりがなくなってきた」と答えた人は54.4%で今も半数を超え、「ゆとりが出てきた」と答えた人は4.5%だった。収入は、「増えた」と答えた人が19.3%と2023年12月からの約3年で最も多いが、「減った」と答えた人の24.7%のほうがまだ多い。⁠

STRUCTUREこの記事の構造

収入が増えた人は3年で最多の19.3%

ただ減った人24.7%のほうがまだ多い

ゆとりが減った人も3年で少ないほうだが半数超

その約9割が理由に物価を挙げる

実感どおりなら月10万円の買い物が11万円に

根拠を見る出典訂正・更新

4,000人に郵送で聞く調査

日銀は全国の20歳以上に、3月・6月・9月・12月の年4回、郵送でこの調査をしている。今回は8月3日から9月4日に4,000人に聞き、1,972人が答えた。2023年12月からの12回分を並べると、収入とゆとりの答えは次の表のとおりだ⁠。⁠

12回=2023年12月〜2026年9月(約3年)

答えた人の割合 今回(2026年9月) 12回の最高 12回の最低 今回の位置
収入が増えた 19.3% 19.3% 12.7% 最多
収入が減った 24.7% 31.7% 24.7% 最少
ゆとりが出てきた 4.5% 5.8% 3.6% 高いほうから7番目(2025年9月と同じ値)
ゆとりが減った(1年前より「ゆとりがなくなってきた」) 54.4% 61.0% 49.5% 少ないほうから4番目
その人たちが理由に「物価」を挙げた 91.4% 93.7% 89.4% 高いほうから4番目(2024年6月と同じ値)

ゆとりが減った人は12回で少ないほうだが、50%を下回った回は2024年3月だけだ。日銀は要旨で、ゆとりの指標が前回より少し上向いたことを「小幅に改善した」と書いている⁠。

日銀調査、収入が増えた人の割合は3年で最多 それでも減った人の割合がなお上回る
写真:katorisi/Wikimedia Commons(CC BY-SA 3.0)

物価の上がり方の実感は中央値で⁠+10%

物価が1年前より上がったと答えた人は、「かなり」と「少し」を合わせて95.5%だった⁠。上がり方の実感は、答えを小さい順に並べた真ん中の人の答え(中央値)が+10.0%で、平均は+16.2%だった。仮に毎月10万円の買い物をする家計なら、回答の実感どおりに値上がりすると、同じ買い物に月11万円かかる(記事の計算。消費者物価指数とは別の数)。総務省の消費者物価指数(総合)の前年比を数字で思い浮かべられると答えた人は8.3%で、その人たちが思い浮かべた数字の中央値は+2.0%だった。⁠

ゆとりが減った理由と、分からないこと

1年前より「ゆとりがなくなってきた」と答えた人には、7つの選択肢から理由を選んでもらう⁠。いくつでも選べるので、選択肢ごとの割合を足すと100%を超える。今回は、ゆとりが減ったと答えた人たちの91.4%が「物価が上がったから」を選んだ。⁠

12回とも、ゆとりが減った人の約9割が「物価」を選んでいる。

「給与や事業などの収入が減ったから」は今回29.0%

前回(2026年6月)と今回が、12回の調査の中で最も低い2つだ。

「ゆとりが出てきた」と答えた4.5%の人が挙げた理由は、

「給与や事業などの収入が増えたから」が59.6%で最も多い。

収入の設問は、世帯の収入が1年前より「増えた」「変わらない」「減った」のどれかを選ぶ形で、いくら増えたかは聞いていない。今回は「変わらない」が53.9%、「減った」が24.7%で、合わせて78.6%が収入は増えなかったと答えた。物価が上がったと答えた人は95.5%だった。2つを足すと174.1%で100%を74.1ポイント超えるので、少なくとも約74%の人は「収入は増えなかった」と「物価は上がった」の両方に答えた計算になる(記事の計算)。答えた人は調査の対象全体と比べて50代と60代の割合が高く、20代が低いが、答えた人の受け止めで見るかぎり、少なくともこの7割余りの人については、4月の報道の見出しにあった「給料が物価高に追いつかず?」という問いは、世帯の収入で見た今回の調査とも合う。⁠

分からないのは、収入が「増えた」と答えた19.3%の人の収入の伸びが、物価の上がり方に追いついたかどうかだ。ゆとりが減った理由の7つの選択肢にも、「収入が増えない」「増え方が足りない」に当たるものは無い。同じ人が2つの設問にどう答えたかの組み合わせは、記事が使った日銀の資料には載っていないので、両方に答えた人が何%かは分からず、言えるのは「少なくとも7割余り」までだ。⁠

この調査は先行きの見方も聞いていて、日本経済の成長力と5年後の暮らし向きの見方は前回より悪くなった⁠。日銀は10月30日に、物価と景気の見通しを示す資料(展望レポート)を公表する。日銀がこの調査の結果をどう扱うかは、まだ分からない。

調べ方

  • 日本銀行が10月13日に公表した第107回の要旨と全文(40ページ)を読み、日銀が回ごとの結果を並べて公開している時系列データから、2023年12月〜2026年9月の12回分を1つの表にした。記事の「3年」「約3年」は、この12回(2年9か月)のことだ。
  • 使ったのは、暮らし向きとその理由、収入、物価の実感、先行きの見方を聞いた設問。ゆとりがなくなってきた理由は、7つの選択肢をすべて並べた。
  • 今回の値は、12回の値を多い順・少ない順に並べた中の位置で示した。前回との比較は、日銀の要旨と同じく2026年6月の回とした。
  • 記事の計算: 家計の例は、物価の実感の中央値+10.0%どおりに値上がりしたと仮定した(10万円×1.10=11万円)。消費者物価指数とは別の数だ。収入D.I.は「増えた」の割合から「減った」の割合を引いた。収入が増えなかった78.6%は、「変わらない」53.9%と「減った」24.7%を足した。「少なくとも約74%」は、収入が増えなかった78.6%と物価が上がった95.5%を足して100%を引いた(同じ回答者の中の割合なので、両方に答えた人は少なくともこの割合になる。もとの割合が四捨五入した値なので「約74%」と書いた)。
  • 調査の対象: 今回は8月3日〜9月4日に、全国の20歳以上から無作為に選んだ4,000人に郵送で聞き、1,972人が答えた。答えた人は70歳以上が26.6%で、調査の対象全体と比べて60代の割合が4.4ポイント高く、20代が4.7ポイント低い。日銀自身も「一種の世論調査」と説明している。
  • 報道の見出しの言い方は、これまでの回を伝えた時事通信とWeb担当者Forumの2本で確かめた。今回の結果を伝える報道は、10月13日夜の検索では見つからず、読んでいない。

注

  1. 注1収入が「増えた」の割合から「減った」の割合を引いた差(収入D.I.。プラスなら増えた人のほうが多い)は、今回マイナス5.4で、調査が郵送になった2006年9月以降でいちばん高い。日銀の要旨は「現在の収入D.I.は改善した」と書き、図表5の注2に「現在の収入D.I.のピークは ▲5.4(2026/9月)」とある(▲はマイナス)。図表の推移は2006年9月の回から載っている。
  2. 注2日銀の言う暮らし向きの指標(暮らし向きD.I.)は、「ゆとりが出てきた」の割合(4.5%)から「ゆとりがなくなってきた」の割合(54.4%)を引いた差で、今回はマイナス49.9。前回(2026年6月調査)のマイナス50.2より0.3ポイント上がった。
  3. 注395.5%は「かなり上がった」68.9%と「少し上がった」26.6%の合計。1年後の物価が「かなり上がる」「少し上がる」と答えた人は合わせて88.6%で、前回(2026年6月調査)の90.4%より1.8ポイント低い。
  4. 注47つの選択肢は、給与や事業などの収入が減った、利子や配当などの収入が減った、不動産の購入などの支出があった、物価が上がった、不動産や株式などの資産の価格が下がった、扶養家族が増えた、その他。利子や配当は今回4.6%。
  5. 注5この調査は先行きの見方も聞いている。前回(2026年6月)と比べ、日本経済の成長力と5年後の暮らし向きについての見方は悪くなり、1年後の収入が増えるか減るかの見方は少しよくなった。先行きの3つの設問のD.I.は、日本経済の成長力がマイナス42.5(前回の2026年6月はマイナス39.4)、1年後の収入がマイナス14.9(同マイナス15.5。「増える」から「減る」を引いた記事の計算)、5年後の暮らし向きがマイナス31.1(同マイナス28.8)。

出典

一次資料5件・報道2件

一次資料のライブラリ 「物価と家計」の資料をまとめて見る →

根拠を見る(照合した記述 22か所)公開前の事実確認では、最初の照合(20か所)のうち3か所で、出典と合わない所や言い過ぎが見つかり、公開までに直した。

記事の事実の記述と、出典の該当箇所を並べた。事実確認の記録(10月15日まで)から作っている。

  1. 題名「日銀調査、収入が増えた人の割合は3年で最多 それでも減った人の割合がなお上回る」

    確認済み日本銀行「生活意識に関するアンケート調査」時系列データ survey03.csv(2026年10月13日更新)該当箇所:第96回〜第107回の収入の変化の列

  2. 「3月の調査を伝えた報道の見出し(Web担当者Forum、4月)には「生活にゆとりがない」とあり」「2023年12月からの12回分を並べると、収入とゆとりの答えは次の表のとおりだ。」「分からないのは、収入が「増えた」と答えた19.3%の人の収入の伸びが、物価の上がり方に追いついたかどうかだ。」ほか1か所

    確認済みWeb担当者Forum「給料が物価高に追いつかず? 過半数が『生活にゆとりがない』【日本銀行調べ】」(2026年4月27日)該当箇所:見出し日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:1ページ「はじめに」・31ページ Q7

  3. 「だが日銀は、1年前と比べて暮らしにゆとりが出てきたか、なくなってきたかという変化を聞いている。」

    確認済み日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:30ページ Q6・5ページ 本文

  4. 「今回、「ゆとりがなくなってきた」と答えた人は54.4%で今も半数を超え、「ゆとりが出てきた」と答えた人は4.5%だった。」「収入は、「増えた」と答えた人が19.3%と2023年12月からの約3年で最も多いが、「減った」と答えた人の24.7%のほうがま…」

    確認済み日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:30ページ Q6・31ページ Q7日本銀行「生活意識に関するアンケート調査」時系列データ survey03.csv(2026年10月13日更新)該当箇所:第96回〜第107回の行

  5. 「日銀は全国の20歳以上に、3月・6月・9月・12月の年4回、郵送でこの調査をしている。」

    確認済み日本銀行「生活意識に関するアンケート調査」時系列データ survey03.csv(2026年10月13日更新)該当箇所:「調査年月」の列

  6. 見出し「物価の上がり方の実感は中央値で+10%」

    確認済み日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:12ページ 本文・33ページ Q13

  7. 「総務省の消費者物価指数(総合)の前年比を数字で思い浮かべられると答えた人は8.3%で、その人たちが思い浮かべた数字の中央値は+…」

    確認済み日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:38ページ Q29・Q29-a

  8. 「今回は、ゆとりが減ったと答えた人たちの91.4%が「物価が上がったから」を選んだ。」

    確認済み日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:31ページ Q6-b日本銀行「生活意識に関するアンケート調査」時系列データ survey03.csv(2026年10月13日更新)該当箇所:2026年9月の行

  9. 「「ゆとりが出てきた」と答えた4.5%の人が挙げた理由は、「給与や事業などの収入が増えたから」が59.6%で最も多い。」

    確認済み日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:30ページ Q6とQ6-a

  10. 「収入の設問は、世帯の収入が1年前より「増えた」「変わらない」「減った」のどれかを選ぶ形で、いくら増えたかは聞いていない。」「今回は「変わらない」が53.9%、「減った」が24.7%で、合わせて78.6%が収入は増えなかったと答えた。」「物価が上がったと答えた人は95.5%だった。」ほか1か所

    確認済み日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:31ページ Q7・33ページ Q12

  11. 「少なくとも約74%の人は「収入は増えなかった」と「物価は上がった」の両方に答えた計算になる(記事の計算)。」「「少なくとも約74%」は、収入が増えなかった78.6%と物価が上がった95.5%を足して100%を引いた(同じ回答者の中の割合…」

    確認済み日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:30ページの注記・31ページ Q7・33ページ Q12

  12. 「答えた人は調査の対象全体と比べて50代と60代の割合が高く、20代が低いが、」

    確認済み日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:29ページ 年齢別構成の表

  13. 「同じ人が2つの設問にどう答えたかの組み合わせは、記事が使った日銀の資料には載っていないので、両方に答えた人が何%かは分からず、…」

    確認済み日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:全文PDF 収入・物価の各設問

  14. 「日銀は10月30日に、物価と景気の見通しを示す資料(展望レポート)を公表する。」

    暫定日本銀行「公表予定」(2026年10月13日確認)該当箇所:10月30日と11月2日の行

  15. 「日銀がこの調査の結果をどう扱うかは、まだ分からない。」

    暫定日本銀行「公表予定」(2026年10月13日確認)該当箇所:10月30日の行

  16. 「日本銀行が10月13日に公表した第107回の要旨と全文(40ページ)を読み、日銀が回ごとの結果を並べて公開している時系列データ…」「記事の「3年」「約3年」は、この12回(2年9か月)のことだ。」

    確認済み日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:1ページ 日付日本銀行「生活意識に関するアンケート調査」時系列データ survey03.csv(2026年10月13日更新)該当箇所:第96回〜第107回の行

  17. 「使ったのは、暮らし向きとその理由、収入、物価の実感、先行きの見方を聞いた設問。」「ゆとりがなくなってきた理由は、7つの選択肢をすべて並べた。」

    確認済み日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:30〜31ページ Q6〜Q8・33ページ Q12〜Q14・35ページ Q19

  18. 「今回の値は、12回の値を多い順・少ない順に並べた中の位置で示した。」「前回との比較は、日銀の要旨と同じく2026年6月の回とした。」「家計の例は、物価の実感の中央値+10.0%どおりに値上がりしたと仮定した(10万円×1.10=11万円)。」ほか1か所

    確認済み日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:30ページの注記・33ページ Q13・6ページ 図表5

  19. 「全国の20歳以上から無作為に選んだ4,000人」

    確認済み日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:1ページ 調査概要「抽出方法」

  20. SIGNAL「ゆとりが減った人は今も半数超、その約9割が理由に物価。」「収入が増えた人は2割弱で、増え方が足りたかは分からない。」

    確認済み日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:30ページ Q6・31ページ Q6-bとQ7日本銀行「生活意識に関するアンケート調査」時系列データ survey03.csv(2026年10月13日更新)該当箇所:ゆとりがなくなってきた理由の列

  21. YOUR SIGNAL「収入は「増えた」と答えた人が19.3%で3年で最多だが、「減った」と答えた人の24.7%のほうがまだ多い。」

    確認済み日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:31ページ Q7日本銀行「生活意識に関するアンケート調査」時系列データ survey03.csv(2026年10月13日更新)該当箇所:第96回〜第107回の収入の列

  22. 注1「収入が「増えた」の割合から「減った」の割合を引いた差(収入D.I.。プラスなら増えた人のほうが多い)は、今回マイナス5.4で、…」「日銀の要旨は「現在の収入D.I.は改善した」と書き、図表5の注2に「現在の収入D.I.のピークは ▲5.4(2026/9月)」…」「図表の推移は2006年9月の回から載っている。」

    確認済み日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)該当箇所:6ページ 本文と図表5の⁠注1・注2日本銀行「生活意識に関するアンケート調査」時系列データ survey03.csv(2026年10月13日更新)該当箇所:2006年9月〜2026年9月の⁠収入の列

出典の該当箇所まで示せる記述だけを載せている。誤りに気づいたらcontact@instrsignal.com へ。

注1

収入が「増えた」の割合から「減った」の割合を引いた差(収入D.I.。プラスなら増えた人のほうが多い)は、今回マイナス5.4で、調査が郵送になった2006年9月以降でいちばん高い。日銀の要旨は「現在の収入D.I.は改善した」と書き、図表5の注2に「現在の収入D.I.のピークは ▲5.4(2026/9月)」とある(▲はマイナス)。図表の推移は2006年9月の回から載っている。

日本銀行「『生活意識に関するアンケート調査』(第107回<2026年9月調査>)の結果」全文(2026年10月13日)出典の一覧へ日本銀行「生活意識に関するアンケート調査」時系列データ survey03.csv(2026年10月13日更新)出典の一覧へ

注2

日銀の言う暮らし向きの指標(暮らし向きD.I.)は、「ゆとりが出てきた」の割合(4.5%)から「ゆとりがなくなってきた」の割合(54.4%)を引いた差で、今回はマイナス49.9。前回(2026年6月調査)のマイナス50.2より0.3ポイント上がった。

注3

95.5%は「かなり上がった」68.9%と「少し上がった」26.6%の合計。1年後の物価が「かなり上がる」「少し上がる」と答えた人は合わせて88.6%で、前回(2026年6月調査)の90.4%より1.8ポイント低い。

注4

7つの選択肢は、給与や事業などの収入が減った、利子や配当などの収入が減った、不動産の購入などの支出があった、物価が上がった、不動産や株式などの資産の価格が下がった、扶養家族が増えた、その他。利子や配当は今回4.6%。

注5

この調査は先行きの見方も聞いている。前回(2026年6月)と比べ、日本経済の成長力と5年後の暮らし向きについての見方は悪くなり、1年後の収入が増えるか減るかの見方は少しよくなった。先行きの3つの設問のD.I.は、日本経済の成長力がマイナス42.5(前回の2026年6月はマイナス39.4)、1年後の収入がマイナス14.9(同マイナス15.5。「増える」から「減る」を引いた記事の計算)、5年後の暮らし向きがマイナス31.1(同マイナス28.8)。

記事番号 2026-10-13-01 誤りの指摘と訂正の記録