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50年ローンなら、月々が下がって家計が楽になる

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月々の返済額は下がるが、返済期間が15年延び、その分だけ利息を払う期間も長くなるため、総返済額は増える。

出典訂正・更新

返済期間を延ばすと、月々の返済額、金利、総返済額、完済時の年齢という4つの数字が変わる。この例では、月々の返済額が2万円下がる一方で、総返済額は増える。PayPay銀行が示す4,000万円の例では、月々の返済額が21,878円下がり、総返済額は約788万円増える。

STRUCTUREこの記事の構造

返済期間を50年に延ばす

月々の返済額は21,878円下がる

返済期間が35年超になると金利が上乗せされる

総返済額は約788万円増える

29歳で借りれば79歳まで返す

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返済期間を延ばすと月々の返済額が下がる

PayPay銀行は商品ページで、4,000万円を借りる例を35年と50年で示す。この例では、返済期間を延ばすと月々の返済額が下がる。月々の返済額は35年なら116,680円、50年なら94,802円になる。

差は21,878円だ。借りた4,000万円は同じまま、返済回数が増える。返済をより多くの回数に分けることで、月々の負担が軽くなる。

月々の返済額が2万円下がる一方、総返済額は788万円増える

同じ例を3つの数字で並べる。金利は、借りたお金にかかる利息の割合だ。

35年 50年
月々 116,680円 94,802円
金利 年1.200% 年1.500%
総額 49,038,686円 56,922,318円

変わった数字は3つで、月々の返済額は下がり、金利と総返済額は上がった。総返済額の差は7,883,632円だ。利息を払う年数が15年延びる。返済期間が35年超になると、金利が上乗せされる。

ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)とSBI新生銀行も金利を上乗せする。つまり、月々の返済額が21,878円下がっても、返済期間が15年延びて利息が増えるため、総返済額は約788万円増える。

けやき台の住宅街(佐賀県基山町)
写真:Peka/Wikimedia Commons(CC BY-SA 4.0)

29歳で組めば79歳まで返す

4つ目の数字は年齢だ。ローンを返し終わるときの年齢が「完済時年齢」だ。先に挙げた3つの銀行では、79歳までに返し終わることが条件だ。だから50年のローンを組めるのは借入時30歳未満に限られる。29歳で組めば79歳まで返す。

返済期間が延びた分、金利が変わる可能性のある期間も延びる。変動金利型は、借りた後も金利が変わるローンだ。利用者の75.0%がこの型を選ぶ⁠(住宅金融支援機構の調査)。

50年のローンでは、今の月々の返済額を抑える代わりに、将来の自分が返済を続ける期間が長くなる。

金融庁は収入に見合うローンかを点検する

金融庁は9月15日の金融行政方針で、返済期間がこれまでより著しく長い商品を点検の対象にした。点検するのは、収入に見合うローンかどうかだ。片山さつき金融担当相も監視強化に触れたと報じられている⁠(共同通信)。

50年のローンを禁止するという方針は示されておらず、審査と説明を点検する話だ。この例では、月々の返済額が下がる一方で、金利も総返済額も上がり、返し終わる年齢も高くなる。

月々の負担を減らすために総返済額を増やすかどうかは、借りる人が判断する。月々の返済額と、総返済額、完済時の年齢を並べて比べればいい。

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出典

一次資料5件・報道1件

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記事番号 2026-09-24-02 誤りの指摘と訂正の記録

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