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SIGNAL答え

国の案で更新時の検査は厳しくなるが、足すのはバックの課題1つだ。追加する課題の数を絞った理由には、検査の後の安全指導の時間を確保する必要があることも挙げられる。

出典訂正・更新

改正案どおりなら、2027年6月から、75歳以上で違反歴がある人の運転技能検査に課題が1つ増える。追加する課題の候補は3つあったが、選ばれたのは1つだ。追加する課題の数を決める際には、検査の後に指導の時間を確保できるかどうかも考慮された。

STRUCTUREこの記事の構造

課題を1つ足す

  • 合格率は81.6%
  • 減点の付け方の見直しも合わせた結果だ

課題を3つ足す

  • 合格率は70.7%
  • 同じ見直しを含め、全部行った結果だ

出典訂正・更新

バックの課題を1つ足す案

運転技能検査は、75歳以上で違反歴がある人が免許の更新のときに受ける。合格しなければ、免許を更新できない。対象になる違反歴は、信号無視や速度超過などだ。今回足されるのは、車をバックさせて向きを変える課題(方向変換)だ。国が示した改正案では、施行の予定日は2027年6月1日だ。

違反歴が無ければ、75歳以上でもこの検査の対象にならない。自分や家族が対象かどうかは、年齢と違反歴で確かめられる。

合格した人のほうが事故が多い

なぜ課題を足すのか。報告書によると、合格した人と、違反歴が無く対象にならなかった75歳以上の人を追跡した調査がある。10万人当たりの事故件数は、合格した人が対象にならなかった人の2倍以上だった。

この比較だけで検査の意味を判断することはできない。検査を受ける人は、もともと違反歴があるため対象になっている。比較した両者には、違反歴の有無という違いがある。警察庁の有識者検討会の報告書が問題にしたのは、危ない運転をする人が検査に合格している点だ。

運転免許試験のコース(埼玉県鴻巣市の運転免許センター)
写真:tokorokoko/Wikimedia Commons(Public domain)

追加する課題は3つのうち1つ

改正案の前に、報告書は147人に試した結果を載せている。今の基準のままでは、合格率は93.9%だった。

課題を1つ足す
合格率は81.6%減点の付け方の見直しも合わせた結果だ
課題を3つ足す
合格率は70.7%同じ見直しを含め、全部行った結果だ

どちらも報告書が試した結果であり、今後の予測とは区別する必要がある。3つ全部を足すと、課題の時間は11分から17分に伸びる。報告書は「安全指導の時間が短くなるおそれ」を挙げ、足す課題を限定した。

課題の数を決める際には指導の時間も考慮

なぜ課題を足す際に、指導の時間も考える必要があるのか。免許証などの更新を受ける高齢運転者は、年間200万人を超える。報告書は、検査を実施する側の体制と効率を考える必要があると書いている。

報告書はあわせて、検査の目的も示している。この検査で求める技能の水準は、新しく免許を取る人の試験とは異なる。安全運転が期待できないほど技能が低い場合に不合格とする。

検査の後に指導の時間を確保する必要があるため、追加できる課題の数にも限りがある。

出典

一次資料3件

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記事番号 2026-09-21-01 誤りの指摘と訂正の記録

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