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NOISE報道の見出し
SIGNAL答え
財源の
論点ごとの判定
「財政が
石破茂元首相、
- ①裏が取れた財源の
ない減税は、 国の 借金を増やす - ②条件つき財政が
悪くなれば 通貨は 下がり、 金利は上がる - ③根拠が足りない金利が
上がれば 言葉どおりに物価は上昇する 読んだ場合
STRUCTUREこの記事の構造
-
発言
財政悪化→
円安→ 金利上昇→ 物価上昇 -
確か
財源のない減税は
借金を増やす -
条件つき
返すあてを
疑われると、 円安と金利上昇 -
IMFと日銀
金利上昇で
物価の 伸びは鈍る -
結論
「子どもが
考えたって分かる」のは 出発点まで
SERIESシリーズ
石破茂元首相は、2026年9月1日に公開された不動産投資サイト「楽待」のYouTube番組で、食料品の消費税を下げる政府の方針について「消費税減税が正しいとは思っていない」と話した。財源が借金なら財政はもっと悪くなるとして、「財政が悪くなれば通貨は下がると。通貨が下がれば金利は上がると。金利が上がれば物価は上昇すると」と続け、「子どもが考えたって分かる話」だとした。
ただ、最後の「金利が上がれば物価は上昇する」は、国際通貨基金(IMF)や日本銀行(日銀)の説明とは逆になる。IMF は長期金利が上がった場合について、日銀は自ら金利を上げた場合について、物価の伸び(1年前と比べて何%上がったか)は鈍ると説明している。日本の2022年からの物価高でも、物価が先に上がり、金利は後だった。金利が物価を押し上げるとする理論はあるが、条件つきで、強い批判もある。
専門家の間でも議論が分かれる話を、「子どもが考えたって分かる」と言い切ってよいのか。Instr Signal は4回の連載で、4つの事柄をつなぐ3本の矢印を1本ずつ確かめた。この記事は、その答えを、出発点(①)と矢印(②③)の3つにまとめたものだ。

判定の「条件つき」は、条件がそろえば主張のとおりだと確かめられたもの。大きさが分からない場合も含む。「根拠が足りない」は、公開された資料やデータでは支えられないものだ。
石破氏の言い分
石破氏の言いたいことは、財源を示さずに減税すれば財政が損なわれ、円安や金利の上昇を通じて物価高につながり、国民生活を苦しめかねない、ということだ(2026年8月1日のテレビ朝日の記事が伝えた講演による)。首相のときも国会で、財政への信用が失われれば「金利の急上昇や過度なインフレが生じ」、日本経済に大きな影響を与える可能性は否定できない、と答弁した。財源を示さない減税への警戒は、欧州中央銀行の幹部のシュナーベル理事も2022年に述べている。物価が上がる理由として本人がよく挙げるのは、円安だ(第4回)。
減税を求める側にも言い分がある。2025年5月の参院予算委員会で、国民民主党の浜野喜史議員は、物価高は海外の原料や燃料が高いことなどから来るもので、減税で消費を増やすべきだと主張した。日本の国債が返せなくなることは無いとも述べた。加藤勝信財務相(当時)は、財政への信用が損なわれれば、返せなくならなくても金利の急な上昇や急なインフレは起こりうると答えた。

①【裏が取れた】財源のない減税は、国の借金を増やす
税収が減れば、ほかの収入か支出の削減で埋めない限り、国債(国が借金をするときに出す証書)で借りることになる。ここまでは、確かに子どもでもたどれる。金利が上がれば国の利払いが増えることも、財務省の試算で確かめられる。
この判定は、財源を示さない場合の話だ。今回の減税については、政府が9月15日に決めた(減税の進め方を定めた文書)で、2027〜28年度の財源のうち国が受け持つ分を、赤字を埋めるための国債に頼らずに用意するとした。石破氏の警告が当たるかは、その財源を本当に用意できるかで決まる。
②【条件つき】財政が悪くなれば通貨は下がり、金利は上がる
借金が増えるだけで通貨が下がるとは限らない。借金が大きく増えた1994〜2012年の日本では、円はむしろ高くなった(第1回)。財政が理由で通貨が売られるのは、借金を返していくあてを市場が疑ったときだ。2022年9月23日に英国政府が大型減税を含む計画を発表した日には、通貨のポンドが下がり、長期金利(10年で返す国債の金利)も上がった(第1回・第3回)。
日本でも、国際通貨基金(IMF)は、長期金利の上昇の理由の一つに、財政への市場の心配を挙げている。ただ、日本でどれだけの大きさで効いているかは分からない。円安と金利の上昇が重なるのは、おもに、財政への不安が両方を動かすときと、円安で物価が上がり、それを見た日銀が利上げをするときだ(米国の金利が両方を動かすこともある)。Instr Signal が2024年3月以降の週ごとのデータで計算すると、円安と一緒に動いた長期金利の分は、上げ幅の1割に満たなかった(第3回)。
ここで動く金利は、市場の売り買いで決まる長期金利(10年物の国債の利回り)だ。日銀が利上げで動かすのは、金融機関どうしが翌営業日までお金を貸し借りするときの金利で、2つは同じではない。
③【根拠が足りない】金利が上がれば物価は上昇する(言葉どおりに読んだ場合)
金利と物価は、軸が違う。金利はお金を借りる値段で、物価は品物の値段だ。石破氏はどの金利かを言っていないが、同じ番組で、国債が増えれば金利が上がり利払いが大変になると話していて、市場で決まる長期金利と読める。この金利について、IMF とイングランド銀行は、上がれば物価の伸びを抑える側に働くと説明している。IMF は2026年4月の日本の審査で、借金の多い国の返す力が見直され、日本を含む世界で長期金利の上乗せ分が一斉に1%上がる場合を試算した。政策で手当てをしなければ、日本は景気後退に入り、物価の伸びは日銀の目標の2%を下回るとした。英国の2022年9月の例でも、イングランド銀行は11月の報告で、ポンド安は輸入物価を押し上げ、金利の上昇は住宅ローンなどを通じて消費を抑えると、2つを分けて説明した。
日銀が自ら上げる金利(②で見た、円安で物価が上がり、それを見た日銀が利上げをするときの金利)でも、日銀の説明は同じだ。物価が上がると日銀が金利を上げ、金利が上がると、お金を借りて物を買う人や会社が減って、物価の伸びが鈍る(第2回・第3回)。番組の言葉どおりに読むと、石破氏の矢印は、この順番を逆にして、金利と物価を一本の矢印でつないでいる。

日本の2022年からの物価高も、物価が先、金利が後の順だった。まず輸入物価が上がり、物価の伸びは2022年4月に2%を超えた。その間、長期金利は日銀が低く抑えていて、日銀が利上げをしたのは2024年3月だった(第4回)。
金利の上昇が物価を押し上げるとする理論もある。国の利払いが増え、国がその分を増税などで取り戻さないと人々が見れば、受け取った利子が使われて物価が上がる、という理論だ。ただ、成り立つのはそう見られたときに限られ、強い批判もある(第2回)。本人も首相のときには、物価の上昇について、財政赤字との関係だけを取り出して「一概に申し上げることは困難」と答弁していた。同じ答弁では、財政への信用が損なわれれば金利の急上昇や過度なインフレが起こりうるとも述べている。
裏が取れたのは、ここまで
- 裏が取れた:財源のない減税は、国の借金を増やす
- 条件つき:財政が悪くなれば通貨は下がり、金利は上がる。借金を返すあてを市場が疑ったときで、日本での大きさは分からない
- 根拠が足りない:金利が上がれば物価は上昇する(言葉どおりに読んだ場合)。長期金利の上昇も日銀の利上げも物価の伸びを抑えると、IMF や日銀は説明している。2022年からの日本でも、物価が先に上がり、金利は後だった。国が利払いを賄わないと見られたときに限り押し上げるという理論はあるが、強い批判もある(第2回)
石破氏の警告で確かなのは、財源を示さない減税は借金を増やす、という出発点だ。「子どもが考えたって分かる」と言えるのは、そこまでだ。その先の矢印には条件が付く。財政への信用が落ちたときに円安と金利の上昇が並んで起き、物価が円安の後を追う、という読み方なら、条件つきで成り立つ(第4回)。ただ、最後の「金利が上がれば物価は上昇する」は、長期金利についての IMF とイングランド銀行の説明とも、日銀の利上げの説明とも逆になる。それぞれの矢印の詳しい確かめは、第1〜4回にある。
注
- 注1日本銀行の一般向けの解説「金融政策は景気や物価にどのように影響を及ぼすのですか?」は、金融政策による(実質)金利の上昇が、資金を借りにくくして「物価に押し下げ圧力が働くことになります」と説明している。金利と物価がそろって高い時期を、多くの経済学者が、物価の上昇が金利を押し上げたと読んできたとしたのは、米国のセントルイス連邦準備銀行の2016年の解説だ。金利の上昇が物価を押し上げるとする理論は「物価水準の財政理論」と呼ばれ、米国の経済学者シムズ氏らが唱えてきた。経済学者のブイター氏は、この理論を「致命的な欠陥のある研究」とした。
- 注2「金利の急上昇や過度なインフレが生じ」の答弁は、2024年12月9日の参院本会議など、確かめた範囲で首相として3度ある。2025年3月12日の参院本会議では、物価の上昇はさまざまな要因で起きるとして、財政赤字との関係だけを取り出して「一概に申し上げることは困難」とした。
- 注32025年5月19日の参院予算委員会の会議録による。浜野議員は、財務省が2002年に外国の格付け会社へ出した意見書で、日本などの国が自国の通貨で借りた国債の債務不履行は考えられないと書いていたことも挙げた。加藤財務相は重ねて問われ、自国の通貨で借りた国債の債務不履行は、最終的に日銀が負担することで「ないということはあると思います」としたうえで、その場合に金利や物価が上がることは「否定し得ない」と答えた。
- 注4財務省の2026年2月の試算(成長率3%の前提)では、国の利払いは2026年度の13.0兆円から2029年度に21.6兆円へ増える。金利が前提より1%高いと、国が国債の利払いと返済にあてるお金は2027年度に0.8兆円、2029年度に3.8兆円増える。
出典
- 楽待
RAKUMACHI 意見「【石破茂の 警告】消費税減税は 『正しいと 思わない』… 《石破茂×藻谷浩介 前編》」 (2026年9月1日) - テレ朝NEWS
「石破前総理 報道「財源なき減税は 無責任」」 (2026年8月1日) - 国会会議録
衆議院本会議 一次資料(2024年12月3日) - 国会会議録
参議院本会議 一次資料(2024年12月9日) - 国会会議録
衆議院本会議 一次資料(2025年1月28日) - 国会会議録
参議院本会議 一次資料(2025年3月12日) - 国会会議録
参議院予算委員会 該当箇所 1 2 3 4 5 6 7 一次資料(2025年5月19日) - 欧州中央銀行
イザベル・ 一次資料シュナーベル理事の 講演 「Finding the right mix: monetary‑fiscal interaction at times of high inflation」 (2022年11月24日) - 財務省
「外国格付け 一次資料会社宛意見書要旨」 (2002年) - 内閣官房
「飲食料品消費税率の 一次資料臨時的な 引下げ及び 就業者負担軽減支援金の 導入に関する 大綱」 (2026年9月15日閣議決定) - 財務省
「令和8年度予算の 一次資料後年度歳出・ 歳入への 影響試算」 (2026年2月) - 日本銀行
「金融政策は 一次資料景気や物価に どのように 影響を 及ぼすのですか?」 - 日本銀行
「金融政策の 一次資料枠組みの 見直しについて」 (2024年3月19日) - 日本銀行
「無担保コールレート 一次資料(オーバーナイト物)とは 何ですか?」 - Stephen
Williamson 意見「Neo‑Fisherism」 セントルイス連銀 Regional Economist (2016年7月) - Christopher Sims
「Fiscal Policy, 推計Monetary Policy and Central Bank Independence」 (2016年) - Willem Buiter
「The 推計Fallacy of the Fiscal Theory of the Price Level」 NBER Working Paper 7302 (1999年) - IMF
「Japan: 一次資料2026 Article IV Consultation」 (2026年4月) - イングランド銀行
「Monetary 一次資料Policy Report – November 2022」 - 英国政府
「Chancellor 一次資料announces new Growth Plan」 (2022年9月23日) - イングランド銀行
データベース 一次資料(XUDLUSS・ IUDMNPY) - FRED
「Market 一次資料Yield on U.S. Treasury Securities at 10-Year Constant Maturity (DGS10)」 - 日本銀行
時系列統計データ検索サイト 一次資料(輸入物価・ドル円) - 総務省統計局
2025年基準消費者物価指数 一次資料長期時系列データ - 財務省
国債金利情報 一次資料
一次資料のライブラリ 「財政と金利」の
根拠を見る(照合した記述 26か所)
記事の事実の記述と、出典の該当箇所を並べた。事実確認の記録(10月13日まで)から作っている。
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題名「元首相「子どもが考えたって分かる話」」
確認済み楽待 RAKUMACHI「【石破茂の警告】消費税減税は『正しいと思わない』…《石破茂×藻谷浩介 前編》」(2026年9月1日)該当箇所:動画の冒頭(0:00ごろ)と3:10〜3:33ごろ
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「ただ、最後の「金利が上がれば物価は上昇する」は、国際通貨基金(IMF)や日本銀行(日銀)の説明とは逆になる。」
確認済みIMF「Japan: 2026 Article IV Consultation」(2026年4月)該当箇所:34ページ Box 3 第3段落日本銀行「金融政策は景気や物価にどのように影響を及ぼすのですか?」該当箇所:金利が上昇した場合の段
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「専門家の間でも議論が分かれる話を、「子どもが考えたって分かる」と言い切ってよいのか。」
確認済み楽待 RAKUMACHI「【石破茂の警告】消費税減税は『正しいと思わない』…《石破茂×藻谷浩介 前編》」(2026年9月1日)該当箇所:動画の冒頭(0:00ごろ)と3:10〜3:33ごろ
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「物価が上がる理由として本人がよく挙げるのは、円安だ」
確認済み国会会議録 衆議院本会議(2024年12月3日)該当箇所:発言番号4、石破内閣総理大臣の答弁
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「政府が9月15日に決めた大綱(減税の進め方を定めた文書)で、2027〜28年度の財源のうち国が受け持つ分を、赤字を埋めるための…」
確認済み内閣官房「飲食料品消費税率の臨時的な引下げ及び就業者負担軽減支援金の導入に関する大綱」(2026年9月15日閣議決定)該当箇所:1ページ(令和8年9月15日閣議決定)、14〜15ページ「三 財源」の2
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「2022年9月23日に英国政府が大型減税を含む計画を発表した日には、通貨のポンドが下がり、長期金利(10年で返す国債の金利)も…」
確認済みイングランド銀行 データベース(XUDLUSS・IUDMNPY)該当箇所:XUDLUSS・IUDMNPY の2022年9月22日と23日の値
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「Instr Signal が2024年3月以降の週ごとのデータで計算すると、円安と一緒に動いた長期金利の分は、上げ幅の1割に満…」
確認済み日本銀行 時系列統計データ検索サイト(輸入物価・ドル円)該当箇所:FM08 東京市場ドル・円17時(日次・月中平均)
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「ここで動く金利は、市場の売り買いで決まる長期金利(10年物の国債の利回り)だ。」
確認済み財務省 国債金利情報該当箇所:10年の列
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「日銀が利上げで動かすのは、金融機関どうしが翌営業日までお金を貸し借りするときの金利で、2つは同じではない。」
確認済み日本銀行「無担保コールレート(オーバーナイト物)とは何ですか?」該当箇所:「無担保コールレート(オーバーナイト物)とは」の段落
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「この金利について、IMF とイングランド銀行は、上がれば物価の伸びを抑える側に働くと説明している。IMF は2026年4月の日…」
確認済みIMF「Japan: 2026 Article IV Consultation」(2026年4月)該当箇所:34ページ Box 3 第1〜3段落イングランド銀行「Monetary Policy Report – November 2022」該当箇所:第1節の輸入物価の文・第2節の住宅ローンの文
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「日銀が自ら上げる金利(②で見た、円安で物価が上がり、それを見た日銀が利上げをするときの金利)でも、日銀の説明は同じだ。」
確認済み日本銀行「金融政策は景気や物価にどのように影響を及ぼすのですか?」該当箇所:金利が上昇した場合の段
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「本人も首相のときには、物価の上昇について、財政赤字との関係だけを取り出して「一概に申し上げることは困難」と答弁していた。」
確認済み国会会議録 参議院本会議(2025年3月12日)該当箇所:発言番号13、石破内閣総理大臣の答弁
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「同じ答弁では、財政への信用が損なわれれば金利の急上昇や過度なインフレが起こりうるとも述べている。」
確認済み国会会議録 参議院本会議(2025年3月12日)該当箇所:発言番号13、「我が国の財政状況について」の所
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「長期金利の上昇も日銀の利上げも物価の伸びを抑えると、IMF や日銀は説明している。2022年からの日本でも、物価が先に上がり、…」
確認済みIMF「Japan: 2026 Article IV Consultation」(2026年4月)該当箇所:34ページ Box 3 第3段落日本銀行「金融政策は景気や物価にどのように影響を及ぼすのですか?」該当箇所:金利が上昇した場合の段日本銀行「金融政策の枠組みの見直しについて」(2024年3月19日)該当箇所:公表文の1
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「国が利払いを賄わないと見られたときに限り押し上げるという理論はあるが、強い批判もある」
確認済みWillem Buiter「The Fallacy of the Fiscal Theory of the Price Level」NBER Working Paper 7302(1999年)
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「ただ、最後の「金利が上がれば物価は上昇する」は、長期金利についての IMF とイングランド銀行の説明とも、日銀の利上げの説明と…」
確認済みIMF「Japan: 2026 Article IV Consultation」(2026年4月)該当箇所:34ページ Box 3 第3段落イングランド銀行「Monetary Policy Report – November 2022」該当箇所:第2節の住宅ローンの文日本銀行「金融政策は景気や物価にどのように影響を及ぼすのですか?」該当箇所:金利が上昇した場合の段
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構造図「IMFと日銀:金利上昇で物価の伸びは鈍る」
確認済みIMF「Japan: 2026 Article IV Consultation」(2026年4月)該当箇所:34ページ Box 3 第3段落日本銀行「金融政策は景気や物価にどのように影響を及ぼすのですか?」該当箇所:金利が上昇した場合の段
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構造図「結論:「子どもが考えたって分かる」のは出発点まで」
確認済み楽待 RAKUMACHI「【石破茂の警告】消費税減税は『正しいと思わない』…《石破茂×藻谷浩介 前編》」(2026年9月1日)該当箇所:動画の冒頭(0:00ごろ)と3:10〜3:33ごろ
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SIGNAL「財源のない減税は借金を増やす。その先は条件つきで、IMFなどの説明では、長期金利が上がると物価の伸びは鈍る。」
確認済みIMF「Japan: 2026 Article IV Consultation」(2026年4月)該当箇所:34ページ Box 3 第3段落イングランド銀行「Monetary Policy Report – November 2022」該当箇所:第1節の見通しの文・第2節の住宅ローンの文財務省「令和8年度予算の後年度歳出・歳入への影響試算」(2026年2月)
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YOUR SIGNAL「「金利が上がれば物価も上がる」と聞いたら、IMFや日銀の説明では長期金利の上昇も利上げも物価の伸びを抑える、と思い出す」
確認済みIMF「Japan: 2026 Article IV Consultation」(2026年4月)該当箇所:34ページ Box 3 第3段落日本銀行「金融政策は景気や物価にどのように影響を及ぼすのですか?」該当箇所:金利が上昇した場合の段
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NEXT SIGNAL「政府が2027年度の予算をつくる過程で、食料品の減税の財源を何で用意するかを見る」
確認済み内閣官房「飲食料品消費税率の臨時的な引下げ及び就業者負担軽減支援金の導入に関する大綱」(2026年9月15日閣議決定)該当箇所:15ページ「三 財源」の2の最後
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注2「「金利の急上昇や過度なインフレが生じ」の答弁は、2024年12月9日の参院本会議など、確かめた範囲で首相として3度ある」
確認済み国会会議録 参議院本会議(2024年12月9日)該当箇所:発言番号18、石破内閣総理大臣の答弁
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注2「2025年3月12日の参院本会議では、物価の上昇はさまざまな要因で起きるとして、財政赤字との関係だけを取り出して「一概に申し上…」
確認済み国会会議録 参議院本会議(2025年3月12日)該当箇所:発言番号13、石破内閣総理大臣の答弁
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注4「財務省の2026年2月の試算(成長率3%の前提)では、国の利払いは2026年度の13.0兆円から2029年度に21.6兆円へ増…」
確認済み財務省「令和8年度予算の後年度歳出・歳入への影響試算」(2026年2月)該当箇所:利払費(3.0%成長)と「金利が変化した場合の国債費の増減額」
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「日本銀行「無担保コールレート(オーバーナイト物)とは何ですか?」 https://www.boj.or.jp/about/ed…」
確認済み日本銀行「無担保コールレート(オーバーナイト物)とは何ですか?」該当箇所:ページの題名
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「イングランド銀行「Monetary Policy Report – November 2022」 https://www.ba…」
確認済みイングランド銀行「Monetary Policy Report – November 2022」該当箇所:ページの題名と公表日
ここから先は推論です。筆者の判断で、出典との照合はしていません。
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「裏が取れたのは、ここまで」
推論筆者の判断(事実確認の対象外)
出典の該当箇所まで示せる記述だけを載せている。誤りに気づいたら
注1
日本銀行の一般向けの解説「金融政策は景気や物価にどのように影響を及ぼすのですか?」は、金融政策による(実質)金利の上昇が、資金を借りにくくして「物価に押し下げ圧力が働くことになります」と説明している。金利と物価がそろって高い時期を、多くの経済学者が、物価の上昇が金利を押し上げたと読んできたとしたのは、米国のセントルイス連邦準備銀行の2016年の解説だ。金利の上昇が物価を押し上げるとする理論は「物価水準の財政理論」と呼ばれ、米国の経済学者シムズ氏らが唱えてきた。経済学者のブイター氏は、この理論を「致命的な欠陥のある研究」とした。
注2
「金利の急上昇や過度なインフレが生じ」の答弁は、2024年12月9日の参院本会議など、確かめた範囲で首相として3度ある。2025年3月12日の参院本会議では、物価の上昇はさまざまな要因で起きるとして、財政赤字との関係だけを取り出して「一概に申し上げることは困難」とした。
国会会議録 参議院本会議(2024年12月9日)出典の一覧へ国会会議録 参議院本会議(2025年3月12日)出典の一覧へ
注3
2025年5月19日の参院予算委員会の会議録による。浜野議員は、財務省が2002年に外国の格付け会社へ出した意見書で、日本などの国が自国の通貨で借りた国債の債務不履行は考えられないと書いていたことも挙げた。加藤財務相は重ねて問われ、自国の通貨で借りた国債の債務不履行は、最終的に日銀が負担することで「ないということはあると思います」としたうえで、その場合に金利や物価が上がることは「否定し得ない」と答えた。
注4
財務省の2026年2月の試算(成長率3%の前提)では、国の利払いは2026年度の13.0兆円から2029年度に21.6兆円へ増える。金利が前提より1%高いと、国が国債の利払いと返済にあてるお金は2027年度に0.8兆円、2029年度に3.8兆円増える。
財務省「令和8年度予算の後年度歳出・歳入への影響試算」(2026年2月)出典の一覧へ
長期金利
お金を貸し借りする期間が1年以上の場合に適用される金利の総称。満期までの期間が10年の国債の市場利回りが代表的な指標で、住宅ローンの固定金利などの基準になる。景気の先行きや物価の上昇などにより変動する。
共同通信ニュース用語解説「長期金利」(コトバンク)
大綱
政府が政策の骨組みを決めてまとめた文書。この減税については、2026年9月15日に「飲食料品消費税率の臨時的な引下げ及び就業者負担軽減支援金の導入に関する大綱」が閣議決定され、法案はこの大綱をもとに作られた。
内閣官房「飲食料品消費税率の臨時的な引下げ及び就業者負担軽減支援金の導入に関する大綱」(2026年9月15日閣議決定)
記事番号 2026-10-07-11 誤りの指摘と訂正の記録
訂正(2026年10月13日):石破氏の言う金利を、本人が特定していないため「長期金利と読める」としたうえで、シグナルなどの答えを、日銀の利上げの説明から、長期金利についての国際通貨基金(IMF)とイングランド銀行の説明に改めました(判定は変えていません)。
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